DEEPEND「月面着陸」 / 外苑佐清さん @hudouco

モモは月にいて200年。悲しい理由でそこにいる。ずっと一人で。

でもランセ氏がきたときに「助けにきた」と言われた言葉にたいして感じた嬉しさは「これでやっと自分は助けてもらえる!」ではなく「やっと貫かせてもらえる!」っていう気持ちみたい。なんでや。

話を進めると、ユニコーンにとって「貫く」っていうのはどうも性行為と同義、らしいのだけど、モモが追放された理由は他のユニコーンとは違う事情がそこにある。

悩んでたのかな、200年悩み続けてなんかどうでもよくなって、残ったのは「こうしたい」という気持ちになってしまったのかな、と思った。200年だぞ。ユニコーンは長寿なのかもしれないが、頭おかしくならなかったのか。きっといろんな気持ちを封じ込めた結果「貫かせろ!」だったのかもしれない。

最後ランセからカレーもらったときモモが流した大粒の涙、この200年で、下手すれば初めて感じた優しさだったのかもしれない。なんて。

好きな人がいっぱいいることはダメなのことなのか、っていう答はユニコーンであるモモは絶対たどり着けない答えだし、ジョチと付き合ってるランセが「男と付き合ってるんだけどそれはダメなことなのか」っていう答はおそらく辿りつくことはできない。って思うと、二人、お互いのことは理解できないけど、違うところで分かり合えるはず。

ちなみにアームストロング船長の月面着陸。オチは本の中で!